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道が語る日本古代史

近江俊秀著

(朝日選書, 889)

朝日新聞出版, 2012.6

タイトル読み

ミチ ガ カタル ニホン コダイシ

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注記

主要参考文献一覧: p239-243

内容説明・目次

内容説明

近年の発掘調査の増加とともに、古代の道路跡が全国各地で次々と発見されている。驚くのは、直線で舗装された道路であることだ。側溝をそなえ、広いものは幅30メートルにも及ぶ。これらは時の巨大な権力が労働力、技術力を結集し、目的を持って造ったことを物語る。道づくりの技術はどこから来たのか。なぜここに道を通す必要があったのか。道の上で何があったのか。大豪族葛城氏の繁栄を支えた道路、推古天皇・聖徳太子・蘇我馬子の経済政策と道路の関わり、壬申の乱の舞台となった要衝、全国駅制施行とともに行われた列島改造、律令制の崩壊と地方分権にともなう道路の荒廃など、古代国家の誕生から終焉までを、5〜10世紀の道路の実態から読み解く。遺跡を歩く写真・地図を多数収載。

目次

  • 第1章 葛城の道(古墳時代にも頑丈な道路を造る技術があった;造ったのは誰か;付け替えられた国道)
  • 第2章 大和・河内の直線古道(六世紀の道路;いつ造られたのか;なぜ造られたのか;聖徳太子と蘇我馬子)
  • 第3章 七道駅路(古代のハイウェイ;律令国家と駅路;古代国家と道路)

「BOOKデータベース」 より

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