日本文法の系譜学 : 国語学史と言語学史の接点
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日本文法の系譜学 : 国語学史と言語学史の接点
(開拓社言語・文化選書, 32)
開拓社, 2012.6
- タイトル読み
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ニホン ブンポウ ノ ケイフガク : コクゴガクシ ト ゲンゴガクシ ノ セッテン
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参考文献: p225-249
内容説明・目次
内容説明
近代日本に存在した「反普遍文法」の系譜。その煽りを受け不当に無視された松下大三郎の文法論。国語の本性を追求した山田孝雄。その個別言語主義と18世紀普遍文法論との意外な類似性。主観を排した近代文法の嚆矢、大槻文彦の日本文典。その大槻文法に垣間見える矛盾した言語観と西洋言語学の関係!斬新な視点から国語学史と言語学史を縦横に論じ、読者を言語研究の世界へ誘う。
目次
- 第1章 国語学史と言語学史の接点(国語学史における「明治」という時代;落合・小中村『中等教育日本文典』など ほか)
- 第2章 近代日本における普遍文法の行方(比較言語学と普遍文法;普遍文法論と近代日本の言語研究 ほか)
- 第3章 国語の特質と普遍文法論(言語の多様性と西洋式日本文典批判;「比較文法論」事始め ほか)
- 第4章 西洋概念の受容と拡張—助動詞・ヴォイス・口気(大槻文法の位置づけ;大槻文法の遺産 ほか)
- 第5章 言語学史から見る大槻文彦の言語観(大槻文彦と価値からの独立;国学と国語優秀説 ほか)
「BOOKデータベース」 より