百人一首で読み解く平安時代
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百人一首で読み解く平安時代
(角川選書, 516)
角川学芸出版 , 角川グループパブリッシング (発売), 2012.11
- タイトル読み
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ヒャクニン イッシュ デ ヨミトク ヘイアン ジダイ
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内容説明・目次
内容説明
天智天皇にはじまり順徳院に終わる私撰和歌集「百人一首」。ここには平安朝の8人の天皇や、保元の乱の勝者・藤原忠通と敗者・崇徳院、歌人としては一流ではなかった紫式部などの和歌が番号順に並ぶ。藤原定家はなぜこの百首を選び、なぜこの順番に配列したのか。日本を代表する百人一首の研究者が、定家の王朝への想い、巧妙な歌の配列と撰歌意識を読み取りながら、百人一首を新解釈。歴史書としての新たな側面を描き出す。
目次
- 秋の田のかりほの庵のとまをあらみわが衣手は露にぬれつつ(天智天皇)
- 春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山(持統天皇)
- あしひきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかもねむ(柿本人丸)
- 田子の浦にうち出でてみれば白妙のふじのたかねに雪は降りつつ(山辺赤人)
- 奥山に紅葉ふみ分けなく鹿の声きく時ぞ秋は悲しき(猿丸大夫)
- かささぎの渡せる橋におく霜のしろきを見れば夜ぞふけにける(中納言家持)
- 天の原ふりさけ見れば春日なるみかさの山に出でし月かも(阿倍仲麿)
- わが庵は都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり(喜撰法師)
- 花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに(小野小町)
- これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関(蝉丸)〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より