哲学で何をするのか : 文化と私の「現実」から
著者
書誌事項
哲学で何をするのか : 文化と私の「現実」から
(筑摩選書, 0056)
筑摩書房, 2012.12
- タイトル別名
-
哲学で何をするのか : 文化と私の現実から
- タイトル読み
-
テツガク デ ナニ オ スルノカ : ブンカ ト ワタクシ ノ「ゲンジツ」カラ
大学図書館所蔵 件 / 全133件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
文献表: p279-289
内容説明・目次
内容説明
哲学は断じて浮世離れした学問などではない。これこそ、現実と切結び、それを新たなまなざしでとらえかえすための最高の道具なのだ。ニーチェの思想“パースペクティズム”を軸にして、私たちが一見自明に思っている「文化」のあり方、「わたし」の存在を徹底して問い直す。世界が生成する有様を描きながらも、なぜ多くの哲学が「絶対の罠」に取り込まれていったのかもあわせて論じる。新しいタイプの哲学入門書。
目次
- 第1章 「文化」のさまざまな顔(文化の多様性;「文化」のさまざまな起源;文化をめぐる矛盾の数々;文化の透視不可能性―文化現象の具体例1;「伝統」の誕生―文化現象の具体例2;アート―自立的に展開する文化;文化がつくるわたし)
- 第2章 文化のなかの「わたし」(ファッション―他人による欲望;ねたみ;他人あってのわたし;「自我」の底抜け―世界システムにおけるエディプス;世界システムにおける制度と「自我」;「自我」をつくる力;巨大系のなかの「自我」)
- 第3章 「わたし」と「システム」を生成する流れ(“流動的自己形成態”―第一の装置;“内生的絶対性”―第二の装置;真理―現象が教育的経験構造における“内生的絶対性”;経済現象;“内生的絶対性”としての「芸術」;“自己”―第三の装置)
- 第4章 「絶対」の探究―ニーチェ以前の哲学(「自我」の哲学;「普遍的真理」;真理;哲学という“内生的絶対性”)
- 第5章 “現実の哲学”(多様性・不確定性;大反転―意味の“本当の”起源;文化/哲学/アヒンサ)
「BOOKデータベース」 より