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黒船来航日本語が動く

清水康行著

(そうだったんだ!日本語 / 井上優 [ほか] 編)

岩波書店, 2013.5

タイトル別名

黒船来航 : 日本語が動く

タイトル読み

クロフネ ライコウ ニホンゴ ガ ウゴク

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注記

参考文献: p203-206

内容説明・目次

内容説明

幕末の外交交渉は、西洋型の論理と対峙した、真剣な言語の実験の場でもあった—。交渉結果を条約文にまとめるという未知の課題に、蘭通詞(オランダ語の通訳官)たちはどう挑んだのか。漢文という権威の失墜、江戸時代の公的な文体だった候文の後退、「正文」としての日本語への意識の覚醒は、いかにして起こったのか。近代文章語成立史の序章としての幕末外交文書に光を当てる。

目次

  • 第1章 最初の出会い(浦賀沖、「黒船」現る;本格交渉の当事者たち ほか)
  • 第2章 「長崎口」の蘭通詞たち(「四つの口」での言語と通訳;蘭通詞たち ほか)
  • 第3章 オランダ語「正文」の時代(漢文の排除;オランダ語の時代へ ほか)
  • 第4章 条約文と近代日本語(「条約」を結ぶということ;“候文”から“べし文”へ ほか)
  • 第5章 主役たちの交代(「オランダ語の時代」の終わり;主人公たちの退場 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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