日本古代の文字と地方社会

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日本古代の文字と地方社会

三上喜孝著

吉川弘文館, 2013.8

タイトル読み

ニホン コダイ ノ モジ ト チホウ シャカイ

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内容説明・目次

内容説明

日本の古代社会において、文字はどのように受容され、文化を形成するにいたったのか。地方社会では文書行政がいかに行われていたのか。地方で出土した文字資料(木簡・漆紙文書・墨書土器)を手がかりに、文字の受容と展開の様相を描き出す。また、韓国出土の文字資料も検討し、東アジア世界における文化の中に、古代日本の文字文化を位置付ける。

目次

  • 1 日本古代における文字文化の受容(日本古代の文字と言語;習書木簡からみた文字文化受容の問題;論語木簡と古代地方社会;日本古代木簡の系譜—韓国出土木簡と比較検討を通して)
  • 2 古代地方社会における文書行政の展開(文書木簡と文書行政—地方出土木簡を例として;古代地方社会における公粮支給と帳簿;古代地方社会における出挙運営と帳簿—出挙関係木簡を手がかり胃に;出挙の運用;古代東アジア出挙制度試論)
  • 3 文書行政と「辺境」(古代「辺境」の民衆把握—秋田城跡出土漆紙文書の意味するもの;古代地方社会における暦—その受容と活用をめぐって;城柵と文書行政)
  • 4 文字文化の周縁世界(墨書土器研究の新視点—文献史学の立場から;古代地域社会における祭祀・儀礼と人名—墨書土器の検討から;「龍王」銘木簡と古代東アジア世界—日韓出土木簡研究の新展開)

「BOOKデータベース」 より

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