「育休世代」のジレンマ : 女性活用はなぜ失敗するのか?

書誌事項

「育休世代」のジレンマ : 女性活用はなぜ失敗するのか?

中野円佳著

(光文社新書, 713)

光文社, 2014.9

タイトル別名

育休世代のジレンマ : 女性活用はなぜ失敗するのか

均等法改正世代のパラドクス : 「男なみ」就職をした女性が出産後に退職するのはなぜか

均等法改正世代のパラドクス : 男なみ就職をした女性が出産後に退職するのはなぜか

タイトル読み

イクキュウ セダイ ノ ジレンマ : ジョセイ カツヨウ ワ ナゼ シッパイ スルノカ

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注記

修士論文「均等法改正世代のパラドクス : 「男なみ」就職をした女性が出産後に退職するのはなぜか」を一般向けに再構成し、加筆修正したもの

参考文献: p344-349

内容説明・目次

内容説明

昔に比べれば、産休・育休や育児支援の制度が整ったかに見える今、それでも総合職に就職した女性の多くが、出産もしくは育休後の復帰を経て、会社を辞めている。男性と肩を並べて受験や就職活動にも勝ち抜き、出産後の就業継続の意欲もあった女性たちでさえ、そのような選択に至るのはなぜなのか、また会社に残ったとしても、意欲が低下したように捉えられてしまうのはなぜなのか。この本では、実質的に制度が整った二〇〇〇年代に総合職として入社し、その後出産をした一五人の女性(=「育休世代」と呼ぶ)に綿密なインタビューを実施。それぞれの環境やライフヒストリーの分析と、選択結果との関連を見ていく中で、予測外の展開にさまざまな思いを抱えて悩む女性たちの姿と、その至らしめた社会の構造を明らかにする。

目次

  • 1章 「制度」が整っても女性の活躍が難しいのはなぜか?
  • 2章 「育休世代」のジレンマ
  • 3章 不都合な「職場」
  • 4章 期待されない「夫」
  • 5章 母を縛る「育児意識」
  • 6章 複合的要因を抱えさせる「マッチョ志向」
  • 7章 誰が辞め、誰が残るのか?
  • 8章 なぜ「女性活用」は失敗するのか?

「BOOKデータベース」 より

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