災害復興法学 An encouragement of disaster recovery and revitalization law

書誌事項

災害復興法学 = An encouragement of disaster recovery and revitalization law

岡本正著

慶應義塾大学出版会, 2014.9-2018.7

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タイトル読み

サイガイ フッコウ ホウガク

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注記

参考文献一覧: p293-297

2巻の参考文献一覧: p323-334

内容説明・目次

巻冊次

[1] ISBN 9784766421637

内容説明

4万人を超える被災者の「声」から浮き彫りになった巨大災害時の法的課題と政策提言の軌跡。災害を乗り越え、未来を切り拓くために「リーガル・ビッグデータ」の分析から防災教育の新たなデザインに挑戦する。朝日新聞「ひと」欄で取り上げられた弁護士による慶應義塾大学・中央大学での白熱講義を書籍化。

目次

  • 第1部 巨大災害時のリーガル・ニーズ(東日本大震災無料法律相談情報分析結果;東日本大震災のリーガル・ニーズの視覚化)
  • 第2部 東日本大震災と復興政策の軌跡(被災者どうしの紛争、話し合いによる解決を—建物賃貸借・近隣紛争と震災ADRの誕生;行方不明と死亡の狭間で揺れる遺族—相続放棄の熟慮期間と行方不明者の死亡届;破産できない!新たな債務整理制度—住宅の被災ローン減免制度の構築;きょうだいは家族か マイノリティ・リポートが導く真実—災害弔慰金支給対象の兄弟姉妹への拡大 ほか)
  • 第3部 危機管理の新デザイン(地域ごとの復興政策モデル;南海トラフ地震・首都直下地震に備えるデータの活用)
巻冊次

2 ISBN 9784766425369

内容説明

防災とは、災害直後に命や財産を守ることに尽きない。生き残った命を繋ぎ、希望の一歩を踏み出し、生活や事業を再建する知識の備えをすることも「防災」に他ならない。本書は、防災を「自分ごと」にするための防災教育の新たな手法を提示し、被災者が抱えた課題、復興政策の軌跡、防災政策の課題を描き出す。防災と災害復興は、事前・事後で分けられるものではない。常にサイクルを回することで完成する。「レジリエンス(強靱性)」という2巻のテーマには防災、減災、危機管理への強いメッセージが込められている。

目次

  • 第1部 災害時のリーガル・ニーズに学ぶ生活再建の知識の備え(東日本大震災「リーガル・ニーズ・マップ」;新しい防災教育—生活再建の「知識の備え」)
  • 第2部 復興政策の軌跡 大災害を教訓とした新制度の誕生と課題(住まい(1)所有者不明土地の高台移転を加速せよ—震災復興特区法改正による土地収用規制緩和と第3の法案;住まい(2)二重ローン問題は終わらない—2つのガイドラインと被災ローン減免制度立法提言;住まい(3)マンションに救助はやってくるか—安否確認とマンション防災における個人情報の利活用;家族の生活(1)災害関連死と家族の二重苦に終止符を—審査基準・支給金額の課題と命を守るデータ・ベース;家族の生活(2)災害救助法を徹底活用せよ—避難生活の向上と一般基準・特別基準;家族の生活(3)半壊の涙、境界線の明暗—被災者生活再建支援法の課題と災害ケースマネジメント;地域と情報(1)津波犠牲者訴訟と安全配慮義務—災害後の情報収集力と事業継続計画(BCP)の本質;地域と情報(2)続・個人情報は個人を救うためにある—自治体個人情報保護法の立法提言と消費者安全法の利活用;地域と情報(3)必要な情報を必要なところへ—災害派遣弁護士「DLAT」宣言と災害協定)
  • 第3部 復興から防災へ 復興の叡智を未来の防災政策に(東日本大震災「復興期」のリーガル・ニーズ;熊本地震と新たな復興モデルの提示;広島土砂災害にみるリーガル・ニーズの普遍性;復興から防災・減災へ)

「BOOKデータベース」 より

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