「聴く」ことの力 : 臨床哲学試論
Author(s)
Bibliographic Information
「聴く」ことの力 : 臨床哲学試論
(ちくま学芸文庫, [ワ5-5])
筑摩書房, 2015.4
- Other Title
-
聴くことの力
- Title Transcription
-
キク コト ノ チカラ : リンショウ テツガク シロン
Available at / 152 libraries
-
No Libraries matched.
- Remove all filters.
Search this Book/Journal
Note
1999年7月TBSブリタニカより刊行されたもの
シリーズ番号はブックジャケットによる
写真: 植田正治
Description and Table of Contents
Description
「聴く」—目の前にいる相手をそのまま受け止めるいとなみが、他者と自分理解の場を劈く。本書は、不条理に苦しむこころからことばがこぼれ落ちるのを待ち、黙って迎え入れる受け身の行為がもたらす哲学的可能性を模索する。さらにメルロ=ポンティ、ディディエ・アンジュー、レヴィナスなどを援用しつつ、ケアの現場や苦しみの現場において思考を重ねることで、「臨床哲学」という新しい地平を生み出した。刊行以来、多くの人に影響を与えた名著が文庫で登場。第3回桑原武夫学芸賞を受賞。植田正治の写真とともに贈る。
Table of Contents
- 第1章 “試み”としての哲学
- 第2章 だれの前で、という問題
- 第3章 遇うということ
- 第4章 迎え入れるということ
- 第5章 苦痛の苦痛
- 第6章 “ふれる”と“さわる”
- 第7章 享けるということ
- 第8章 ホモ・パティエンス
by "BOOK database"