書誌事項

「歴史認識」とは何か : 対立の構図を超えて

大沼保昭著

(中公新書, 2332)

中央公論新社, 2015.7

タイトル別名

歴史認識とは何か : 対立の構図を超えて

タイトル読み

「レキシ ニンシキ」トワ ナニカ : タイリツ ノ コウズ オ コエテ

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注記

聞き手: 江川紹子

参考文献: p243-246

内容説明・目次

内容説明

日中・日韓関係を極端に悪化させる歴史認識問題。なぜ過去をめぐる認識に違いが生じるのか、一致させることはできないのか。本書では、韓国併合、満洲事変から、東京裁判、日韓基本条約と日中国交正常化、慰安婦問題に至るまで、歴史的事実が歴史認識問題に転化する経緯、背景を具体的に検証。あわせて、英仏など欧米諸国が果たしていない植民地支配責任を提起し、日本の取り組みが先駆となることを指摘する。

目次

  • 第1章 東京裁判—国際社会の「裁き」と日本の受け止め方(ニュルンベルク裁判と東京裁判;「勝者の裁き」と「アジアの不在」 ほか)
  • 第2章 サンフランシスコ平和条約と日韓・日中の「正常化」—戦争と植民地支配の「後始末」(サンフランシスコ平和条約とは何か;寛大だった連合国との講和 ほか)
  • 第3章 戦争責任と戦後責任(「敗戦責任」から「戦争責任」へ;被害者意識と加害者認識 ほか)
  • 第4章 慰安婦問題と新たな状況—一九九〇年代から二十一世紀(なぜ慰安婦問だけが注目されるのか;慰安婦問題は日韓問題? ほか)
  • 第5章 二十一世紀世界と「歴史認識」(十九世紀までの戦争観と植民地観;第一次世界大戦と戦争の違法化 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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