大学の条件 : 大衆化と市場化の経済分析

書誌事項

大学の条件 : 大衆化と市場化の経済分析

矢野眞和著

東京大学出版会, 2015.12

タイトル別名

The university in a changing environment : economic analysis of educational expansion and marketization

タイトル読み

ダイガク ノ ジョウケン : タイシュウカ ト シジョウカ ノ ケイザイ ブンセキ

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注記

英文タイトルは標題紙裏による

参考文献: p259-264

内容説明・目次

内容説明

進学機会の平等化は効率的である。実証データの丁寧な解析から教育経済学の論理を展開し、大学大衆化を批判する世間の常識をひっくりかえす。みんなのために大学をひらく政策は、税金のムダづかいではなく、経済社会に有益な公共投資である。—著者が長年にわたり問い続ける大学論の集大成。

目次

  • それでも大学はみんなのためにある
  • 1 なぜ大学に進学しないのか—「家族資本主義」の限界(「後期大衆化」段階の深い溝;大学に進学しない理由(1)—顕在的進学需要の経済分析;大学に進学しない理由(2)—進学と就職のゆらぎ;大学に進学しない理由(3)—ゆらぐ専門学校の立ち位置;学力があるのに、親が大卒なのに、なぜ進学しないのか—家族資本主義の形成;家族資本主義の帰結—機会不平等の政策的含意)
  • 2 雇用効率と学習効率の接続—大学教育の経済効果(大衆化しても上昇する大卒プレミアム—平等化のための効率的公共投資;誰のための大学か—費用負担の経済分析;学習効率から雇用効率への接続—学び習慣仮説の提唱)
  • 3 ポスト大学改革の課題—経営と政策のシナリオ(日本的家族と日本的雇用の殉教者—幽閉された学生の解放;制度改革から経営革新への転換—大学の使命—冒険・時間・仲間)
  • 精神・制度・資源の再構築—みんなのための大学政策

「BOOKデータベース」 より

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