科学の発見
著者
書誌事項
科学の発見
文藝春秋, 2016.5
- タイトル別名
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To explain the world : the discovery of modern science
- タイトル読み
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カガク ノ ハッケン
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注記
解説: 大栗博司
原著(c2015)の全訳
参考図書あり
内容説明・目次
内容説明
ギリシャの「科学」はポエムにすぎない。物理こそ科学のさきがけであり、科学の中の科学である。化学、生物などは二等の科学だ。数学は科学ではない—。1979年のノーベル物理学賞を受賞した著者が、テキサス大学の教養課程の学部生にむけて行っていた講義のノートをもとに綴られた本書は、欧米で科学者、歴史学者、哲学者をも巻きこんだ大論争の書となった。「美しくあれかし」というイデアから論理を打ち立てたギリシャの時代の哲学がいかに科学ではないか。アリストテレスやプラトンは、今日の基準からすればいかに誤っていたか。容赦なく現代の科学者の目で記述することで、「観察」「実験」「実証」をもとにした「科学」が成立するまでの歴史が姿を現す。
目次
- 第1部 古代ギリシャの物理学(まず美しいことが優先された;なぜ数学だったのか?;アリストテレスは愚か者か?;万物理論からの撤退;キリスト教のせいだったのか?)
- 第2部 古代ギリシャの天文学(実用が天文学を生んだ;太陽、月、地球の計測;惑星という大問題)
- 第3部 中世(アラブ世界がギリシャを継承する;暗黒の西洋に差し込み始めた光)
- 第4部 科学革命(ついに太陽系が解明される;科学には実験が必要だ;最も過大評価された偉人たち;革命者ニュートン;エピローグ:大いなる統一をめざして)
「BOOKデータベース」 より