責任と判断
著者
書誌事項
責任と判断
(ちくま学芸文庫, [ア-7-4])
筑摩書房, 2016.8
- タイトル別名
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Responsibility and judgment
- タイトル読み
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セキニン ト ハンダン
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注記
単行本は2007年2月25日筑摩書房より刊行
原著 (Schocken books, 2003) の全訳
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
「歯車理論」や「小物理論」の虚偽を突き、第三帝国下の殺戮における個人の責任を問う「独裁体制のもとでの個人の責任」、アウシュヴィッツ後の倫理を検討し、その道徳論を詳らかにする講義録「道徳のいくつかの問題」など、ハンナ・アレント後期の未刊行論文集。ユダヤ人である自らの体験を通して全体主義を分析し、20世紀の道徳思想の伝統がいかに破壊されたかをたどる。一方、人間の責任の意味と判断の能力について考察し、考える能力の喪失により生まれる“凡庸な悪”を明らかにする。判断の基準が失われた現代こそ、アレントを読むときだ。
目次
- プロローグ(ソニング賞受賞スピーチ) 一九七五年
- 第1部 責任(独裁体制のもとでの個人の責任 一九六四年;道徳哲学のいくつかの問題 一九六五‐六六年;アレントの『基本的な道徳命題』の異稿;集団責任 一九六八年;思考と道徳の問題—W.H.オーデンに捧げる 一九七一年)
- 第2部 判断(リトルロックについて考える 一九五九年;『神の代理人』—沈黙による罪? 一九六四年;裁かれるアウシュヴィッツ 一九六六年;身からでたさび 一九七五年)
「BOOKデータベース」 より