日本語と道徳 : 本心・正直・誠実・智恵はいつ生まれたか
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書誌事項
日本語と道徳 : 本心・正直・誠実・智恵はいつ生まれたか
(筑摩選書, 0147)
筑摩書房, 2017.7
- タイトル別名
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日本語と道徳 : 本心正直誠実智恵はいつ生まれたか
- タイトル読み
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ニホンゴ ト ドウトク : ホンシン・ショウジキ・セイジツ・チエ ワ イツ ウマレタカ
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内容説明・目次
内容説明
本音トークがもてはやされている。「本心」を包み隠さず「正直」に口に出すことが、あたかも「誠実」の証しであるかのように言われる。そして時に、タテマエに立ち向かう正義の人という印象さえ帯びる。しかし、かつて「本心」を隠す人などいなかった。「誠実」な人も存在しなかった。「正直」者は馬鹿呼ばわりされたこともある。いったいいつから「本心」や「正直」が、正義と結びつくようになったのか—。今日の倫理観は必ずしも日本古来のものではない。中世から江戸期をへて今日に至る道徳観をめぐる言葉の変化を丁寧に跡付ける意欲的な日本精神史。
目次
- 第1章 本心(もとからある心;モトとマコトの境目 ほか)
- 第2章 正直(中世的な正しさとは;総合的な善人 ほか)
- 第3章 誠実(蘭学・洋学・実学;マゴコロの歩み ほか)
- 第4章 智恵(物語は書き直される;ヤマタノオロチ伝説 ほか)
「BOOKデータベース」 より