「子どもがケアする世界」をケアする : 保育における「二人称的アプローチ」入門

書誌事項

「子どもがケアする世界」をケアする : 保育における「二人称的アプローチ」入門

佐伯胖編著

ミネルヴァ書房, 2017.8

タイトル別名

Education as caring about the world children care : a second‐person approach to early childhood care and education

子どもがケアする世界をケアする : 保育における二人称的アプローチ入門

タイトル読み

「コドモ ガ ケア スル セカイ」 オ ケア スル : ホイク ニ オケル 「ニニンショウテキ アプローチ」 ニュウモン

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注記

文献あり

内容説明・目次

内容説明

従来の保育における「ケア」の概念は「保育者が子どもを世話する」ということのみで捉えられてきた。しかし、保育現場に身をおくと、子どもが対象世界をケアする姿に出会い、そのかかわりの豊かさに圧倒させられる。本書では、「二人称的アプローチ」から子どもの姿を丁寧に読み解き、「子どもがケアする世界」に保育者がどのようにかかわり、新たな意味を創出していくかを考察することで、保育の奥深い世界を描き出す。

目次

  • 序章 保育におけるケアリング(「ケアする」ということ;「訴えを聴く」ということ ほか)
  • 第1章 「二人称的アプローチ」入門(「デカルト二元論」から問い直す;二人称的かかわりのはじまり ほか)
  • 第2章 「観察する記述」から「感じとる記述」へ—二人称的記述から見えてくる赤ちゃんがケアする世界(「誰と遊んでいるか」から「何と遊んでいるか」;「赤ちゃんのモノとの出会い」をどう見るか、どう記述するか ほか)
  • 第3章 「モノとのかかわり」から「ヒトとのかかわり」へ—自閉症スペクトラムの子どもの心の育ち(自閉症スペクトラムの子どもとの出会い;「モノ的世界」に芽生えた「情感込みのよさ」 ほか)
  • 第4章 「見られる自分」から「見る自分」へ—“不思議ちゃん”の自立への道(集団のなかで「同じことができること」の呪縛;集団のなかで見えてくるナナの自己意識 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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