日本語を翻訳するということ : 失われるもの、残るもの

書誌事項

日本語を翻訳するということ : 失われるもの、残るもの

牧野成一著

(中公新書, 2493)

中央公論新社, 2018.6

タイトル別名

日本語 (にほんご) を翻訳 (ほんやく) するということ

日本語を翻訳するということ : 失われるもの残るもの

タイトル読み

ニホンゴ オ ホンヤク スル ト イウ コト : ウシナワレル モノ、ノコル モノ

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注記

参考文献: p185-190

内容説明・目次

内容説明

「古池や蛙飛び込む水の音」芭蕉のこの俳句を英語で説明するとき、「蛙」をa frogとfrogsのどちらで訳すべきだろうか。単数か複数かを決めないまま翻訳することは英語では許されない。ほかにも「ちらちら」「どんどん」などの擬音・擬態語、「雨ニモ負ケズ」の漢字カタカナ交じりの表記、「顔が能面のようだ」といった比喩など、翻訳困難な日本語表現を紹介。夏目漱石も村上春樹も登場する、海を越えた日本語論。

目次

  • 序章 翻訳とは、つまり、何だろう?
  • 第1章 こぼれ落ちる響き
  • 第2章 ひらがな、カタカナ、漢字
  • 第3章 比喩は翻訳できるのか
  • 第4章 過去の話なのに、現在形?
  • 第5章 日本語の数はおもしろい
  • 第6章 「ですます」が「である」に替わるとき
  • 第7章 受動文の多い日本語、能動文の多い英語
  • 第8章 翻訳に見る「日本語」の文体

「BOOKデータベース」 より

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