ファンタジーを読む : 『指輪物語』、『ハリー・ポッター』、そしてネオ・ファンタジーへ
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ファンタジーを読む : 『指輪物語』、『ハリー・ポッター』、そしてネオ・ファンタジーへ
青土社, 2019.5
- タイトル別名
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ファンタジーを読む : 指輪物語ハリーポッターそしてネオファンタジーへ
- タイトル読み
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ファンタジー オ ヨム : ユビワ モノガタリ ハリー ポッター ソシテ ネオ ファンタジー エ
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注記
虚構の自立としてのネオ・ファンタジー年表: 巻末pi-vii
参考文献あり
内容説明・目次
内容説明
ファンタジーはどこへゆくのか?トールキンの『指輪物語』から始まったモダン・ファンタジーの歴史。「ここ」とは違う場所へのあこがれを一身にひきうけてきたファンタジーは、いまどうなっているのだろう?トールキン、エンデ、ル=グウィン、ローリング、荻原規子、小野不由美、そして…第一人者によるファンタジー案内。
目次
- 1 ファンタジーからネオ・ファンタジーへ(対・現実から脱・現実へ—ネオ・ファンタジーの流れ;二重性の文学としてのファンタジー—『ナルニア』から『指輪物語』そして映像の時代へ;ファンタジーとはなにか—遠近法の文学)
- 2 海外篇—層をなす構造の力学(ミヒャエル・エンデ 「虚構の可視化」へ舵を切った児童文学ファンタジー—絵にならないものは書かない;アーシュラ・K.ル=グウィン 元型とミセス・ブラウン—あるいはアニメ映画というファンタジー;J・K・ローリング 「モノ」語りの宇宙—そしてハグリッドはどこにいるのか?)
- 3 国内篇—気配と語りの醸成する気圏(荻原規子 気配と密度のファンタジー—うしろの正面だあれ;小野不由美 少女と怪異と一人称—多重視点の語りが照らしだすもの;現代短歌そして穂村弘 マルシェとしての『かばん』から—遊びをせんとや、多言語文化と多声のカーニヴァル、そして穂村弘)
- 4 いま、ここのファンタジー(「つくも神」—妖精・妖怪が環境知能として復活する;映画ならではの“現実創出”の試み—映画『BFJ』はダールの語り口を超えて;開花するファンタジー;“型”の挑戦 そして芝居の“内”と“外”—時は元禄、江戸の御代、未確認飛行物体ゆーえふおー(義太夫詞章))
「BOOKデータベース」 より