女性たちの保守運動 : 右傾化する日本社会のジェンダー

書誌事項

女性たちの保守運動 : 右傾化する日本社会のジェンダー

鈴木彩加著

人文書院, 2019.12

タイトル別名

現代日本社会における右傾化現象と女性たちの保守運動

女性たちの保守運動 : 右傾化する日本社会のジェンダー

タイトル読み

ジョセイ タチ ノ ホシュ ウンドウ : ウケイカ スル ニホン シャカイ ノ ジェンダー

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注記

博士学位論文「現代日本社会における右傾化現象と女性たちの保守運動」 (大阪大学, 2016年提出) を大幅に加筆・修正したもの

参考文献: p327-342

内容説明・目次

内容説明

「家族」「性差」を強調する保守に、その社会的抑圧を経験した女性が、なぜ合流するのか。本書はその実態に、戦後の保守運動史、現代フェミニズム理論、保守派の言説分析、保守団体へのフィールドワークという四つの視点から迫ってゆく。女性による保守運動に内在するアンビバレンスを明らかにし、ジェンダー論にも新たな視角をもたらす社会学研究の力作。

目次

  • 保守運動の台頭とジェンダー
  • 第1部 女性たちの保守運動を捉える視点(戦後日本社会における保守運動の系譜;右派女性に関する米国フェミニズム研究の展開)
  • 第2部 保守運動と家族(日本遺族会における家族言説の変遷—“苦労する母親”像に着目して;「家族の価値」をめぐるポリティクス—保守系雑誌記事の分析から;女性たちの男女共同参画反対運動—愛媛県の事例から)
  • 第3部 保守運動と女性の生/性(焦点化される「慰安婦」問題—「行動する保守」活動動画の内容分析;「慰安婦」問題を嗤えない女性たち—「行動する保守」運動における参加者の相互行為とジェンダー)
  • 日本社会で生きる女性たちの保守運動—その困難と展望

「BOOKデータベース」 より

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