書誌事項

韓国徴用工裁判とは何か

竹内康人著

(岩波ブックレット, No. 1017)

岩波書店, 2020.1

タイトル読み

カンコク チョウヨウコウ サイバン トワ ナニ カ

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注記

参考文献: p74-79

内容説明・目次

内容説明

元徴用工の慰謝料請求権を認めた韓国大法院の判決は、なぜ画期的かつ正当と言えるのか。問題に正面から向き合うため、そして被害者を救済し、尊厳を回復するために必要なこととは—動員の全貌、過酷な実態、実質的な補償を拒み続ける政府の欺瞞、そして“解決済み”論の不当性を明らかにする。(附録資料:朝鮮人強制動員企業現在名一覧)

目次

  • 第1章 朝鮮人強制動員の経過(徴用工とは;募集による動員;官斡旋による動員;徴用による動員;日本への労務動員数;軍務動員数)
  • 第2章 朝鮮人強制労働の実態(企業文書からみた動員;行政文書からみた動員;企業への強制動員—日本製鉄と三菱重工業;証言から見た強制労働)
  • 第3章 被害回復のない戦後処理—未払金供託・日韓請求権交渉(返還されなかった未払金;日韓請求権交渉;「すべての請求権」とは;不当な「救済なき権利」論)
  • 第4章 韓国徴用工判決の意義(韓国大法院の徴用工差し戻し判決(二〇一二年);光州地方法院の三菱名古屋判決(二〇一三年);韓国大法院徴用工判決(二〇一八年);日本政府の対応;植民地合法論批判)
  • 第5章 植民地責任をとるために(強制労働は歴史的事実;基金の設立による包括的解決を)

「BOOKデータベース」 より

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