日本語の個性
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日本語の個性
(中公新書, 433)
中央公論新社, 2020.2
改版
- タイトル読み
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ニホンゴ ノ コセイ
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内容説明・目次
内容説明
もともと日本語は「終りよければすべてよし」の構造で、重心は末尾の動詞にあった。だが次々と登場した名詞群に関心が移り、バランスが崩れた結果、長く培われてきたおもしろさは失われた。それは翻訳文化の影響だといえる。日本語本来の魅力を取り戻すうえで、話し言葉がもつ豊かさこそ重要なカギとなるのではあるまいか—。日常の言語生活にひそんだ盲点の数々を、英語表現と比較しつつ軽やかな筆致で示唆するエッセイ。
目次
- 1 ことばのすがた(訳せぬ「であろう」;段落の感覚;終りよければ;部屋のうち・そと;中間話法;気になる「あなた」)
- 2 ことばのこころ(五脚の椅子;後記と投書;比喩の梯子;移すということ)
- 3 ことばのかたち(女性的言語;政治と言葉;宗教と言葉;論争と言葉;日本語の国際化)
「BOOKデータベース」 より