正しい答えのない世界を生きるための死の文学入門

書誌事項

正しい答えのない世界を生きるための死の文学入門

内藤理恵子著

日本実業出版社, 2020.12

タイトル別名

正しい答えのない世界を生きるための「死」の文学入門

死の文学入門 : 正しい答えのない世界を生きるための

タイトル読み

タダシイ コタエ ノ ナイ セカイ オ イキル タメ ノ シ ノ ブンガク ニュウモン

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注記

参考文献: p277-283

内容説明・目次

内容説明

死をいかに受け容れるか。文学で描かれた「死」を読むことは、答えの見つからない世界でいかに生きるかを問う「うろたえる」ためのレッスンである—。

目次

  • 序章 K的な不安とSNS—夏目漱石『こころ』
  • 第1章 芥川龍之介は厭世観を解消するために筋トレをすべきだった?
  • 第2章 夢オチ死生観とマドレーヌの味—池田晶子、荘子、プルースト
  • 第3章 「死の文学」としての村上春樹の短篇小説
  • 第4章 ドッペルゲンガー(分身)をめぐる死の文学—芥川、ドストエフスキー、ワイルド、ポー
  • 第5章 被害者が死後に加害者となる奇妙な物語—ゴーゴリ『外套』
  • 第6章 有事を生きる人間の姿—ヴィアン『うたかたの日々』、カミュ『ペスト』
  • 第7章 生と死を管理するシステム—ブッツァーティ「七階」、カフカ『変身』
  • 第8章 半年後に世界が終わるのに、刑事はなぜ執念の捜査を続けるのか?—ウィンタース『地上最後の刑事』
  • 終章 文学はヨブから来てヨブに還る、あるいは人間の死と病—「ヨブ記」、クラーク『幼年期の終り』

「BOOKデータベース」 より

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