女性差別はどう作られてきたか

書誌事項

女性差別はどう作られてきたか

中村敏子著

(集英社新書, 1052B)

集英社, 2021.1

タイトル読み

ジョセイ サベツ ワ ドウ ツクラレテ キタカ

大学図書館所蔵 件 / 202

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注記

イギリス女性史年表: p182-183

参考文献: p184-186

内容説明・目次

内容説明

医科大学での女性受験生一律減点問題など、現代においても「女性である」ことによる差別はなくならない。それどころか、日本はジェンダーギャップ指数で世界の下位にいる。なぜ、女性を不当に差別する社会は生まれてしまったのか。長年ホッブズや福沢諭吉研究に携わってきた著者が、女性差別が生まれるまでの過程を、政治思想史の観点から分析。西洋と日本で異なるその背景を「家父長制」という概念により読み解く。

目次

  • はじめに—何が問題なのか
  • 第1部 西洋における女性差別の正当化根拠—神・契約・法(神の創造した世界における女性差別;社会契約にもとづく国家における女性差別;法における女性差別;男女の対等性にもとづく社会構想—ホッブズの権力論;社会の変化と女性への影響)
  • 第2部 日本における女性差別の言説と実態—儒教・「家」・明治民法(イデオロギーとしての儒教;「家」における夫婦関係;夫婦関係から始まる理想社会の構想—福沢諭吉の文明社会論;現代の日本につながる問題;「性別分業」が作る家父長制構造)
  • おわりに—何をめざすのか

「BOOKデータベース」 より

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