幣原喜重郎 : 国際協調の外政家から占領期の首相へ
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幣原喜重郎 : 国際協調の外政家から占領期の首相へ
(中公新書, 2638)
中央公論新社, 2021.4
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シデハラ キジュウロウ : コクサイ キョウチョウ ノ ガイセイカ カラ センリョウキ ノ シュショウ エ
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Note
主要参考文献: p267-270
幣原喜重郎略年譜: p271-274
Description and Table of Contents
Description
戦前に外相を4度務め、経済重視の国際協調を主導、戦後は占領下、首相として日本国憲法制定に尽力した幣原喜重郎。外交官の中枢を歩み、欧米との関係を重視した「幣原外交」は、軟弱と批判されながらも中国への不干渉を貫き、政党政治を支えた。満洲事変後の軍部台頭に引退を余儀なくされるが敗戦後、昭和天皇に請われ復活。民主化や憲法9条の成立に深く関与する。激動の昭和期、平和を希求し続けた政治家の実像に迫る。
Table of Contents
- 序章 生い立ち—幣原家の次男
- 第1章 秀才から能吏に—組織人としての自覚
- 第2章 外務次官までの道程—一九〇八〜一九年
- 第3章 対英米協調路線の模索—「新外交」時代へ
- 第4章 幣原外交の始動—一九二〇年代の日中関係
- 第5章 満洲事変と第二次幣原外交
- 第6章 帝国日本の崩壊—失意の元外相
- 第7章 老政治家の再起—米占領下と制度改革
- 終章 挫折を超えて—幣原の遺訓
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