なぜ心はこんなに脆いのか : 不安や抑うつの進化心理学

書誌事項

なぜ心はこんなに脆いのか : 不安や抑うつの進化心理学

ランドルフ・M・ネシー著 ; 加藤智子訳

草思社, 2021.9

タイトル別名

Good reasons for bad feelings : insights from the frontier of evolutionary psychiatry

なぜ心はこんなに脆いのか : 不安や抑うつの進化心理学

タイトル読み

ナゼ ココロ ワ コンナニ モロイノカ : フアン ヤ ヨクウツ ノ シンカ シンリガク

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注記

訳者のヨミは推定による

参考文献: 巻末p7-58

内容説明・目次

内容説明

不安や抑うつといった症状は、一見私たちにとってデメリットにしか見えません。しかし、これらを引き起こすメカニズムが人類の歴史の中でなぜ淘汰されなかったのか、という進化論の視点に立ったとき、それらの存在する有用な意味が見えてきます。また、その機能がなぜ現代において誤作動を起こし、不安などの症状を引き起こしているのかも考察できます。つらい気持ちが存在する理由を進化論で解き明かす、画期的な進化心理学。

目次

  • 1 なぜ精神疾患はこれほど混乱を招くのか(新たな問い;精神疾患は病気なのか ほか)
  • 2 感情を感じる理由(辛い気持ちの妥当な理由;不安と煙探知機 ほか)
  • 3 社会生活の喜びと危険(個人をどう理解すべきか;罪悪感と悲嘆—善良さと愛情の代償 ほか)
  • 4 コントロールできない行動と、深刻な障害(不快なセックスが、遺伝子にとって都合がいい理由;食欲と、その他の原始的な欲望 ほか)
  • epilog 進化精神医学—島ではなく、橋となる

「BOOKデータベース」 より

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