変容する記憶と追悼
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書誌事項
変容する記憶と追悼
(シリーズ戦争と社会, 5)
岩波書店, 2022.4
- タイトル読み
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ヘンヨウ スル キオク ト ツイトウ
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注記
その他の編集委員: 石原俊, 一ノ瀬俊也, 佐藤文香, 西村明, 野上元, 福間良明
その他の執筆者: 田村恵子, 岡田泰平, 中山郁, 李榮眞, 直野章子, 木村豊, 中村理香, 坂井田夕起子, 石井弓, 北村毅, 粟津賢太, 大川史織
収録内容
- 戦争を記憶し、戦争死者を追悼する社会とそのゆくえ / 西村明 [執筆]
- シドニー湾特殊潜航艇攻撃をめぐる日豪の記憶とその変遷 / 田村恵子 [執筆]
- 憲兵と暴力 : マニラBC級裁判の記録を中心に / 岡田泰平 [執筆]
- 死者と生者を結びつける人々 : パプアニューギニアにおける戦地慰霊と旅行業者 / 中山郁 [執筆]
- 「原爆の絵」が拓く証言の場 / 直野章子 [執筆]
- 空襲の死者を想起する場所 : 遺骨・モニュメント・写真 / 木村豊 [執筆]
- アジア系アメリカと「慰安婦」碑 : 国境を超える共感と批判 / 中村理香 [執筆]
- 戦争記憶の世代間継承と社会 : 「選択されたトラウマ」と山西省盂県の記憶 / 石井弓 [執筆]
- 「沖縄の精神衛生実態調査」にみる戦争と軍事占領の痕跡 / 北村毅 [執筆]
- なぜ私たちは黙祷するのか? : 近代日本における黙祷儀礼の成立と変容 / 粟津賢太 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
戦争から生じる情念は社会に何をもたらすのか。記憶と追悼の変容の過程を辿りながら、過去の出来事を眼差す営みが、現在を生き、未来を開く可能性を秘めていることを明らかにする。
目次
- 総説 戦争を記憶し、戦争死者を追悼する社会とそのゆくえ
- 第1部 記憶する人々(シドニー湾特殊潜航艇攻撃をめぐる日豪の記憶とその変遷;憲兵と暴力—マニラBC級裁判の記録を中心に;死者と生者を結びつける人々—パプアニューギニアにおける戦地慰霊と旅行業者)
- 第2部 記憶の支点—想起をもたらす場所とモノ(「原爆の絵」が拓く証言の場;空襲の死者を想起する場所—遺骨・モニュメント・写真;アジア系アメリカと「慰安婦」碑—国境を超える共感と批判)
- 第3部 記憶・記念の実践と冷戦後の社会(戦争記憶の世代間継承と社会—「選択されたトラウマ」と山西省盂県の記憶;「沖縄の精神衛生実態調査」にみる戦争と軍事占領の痕跡;なぜ私たちは黙祷するのか?—近代日本における黙祷儀礼の成立と変容)
「BOOKデータベース」 より