衣服のアルケオロジー : 服装からみた19世紀フランス社会の差異構造

書誌事項

衣服のアルケオロジー : 服装からみた19世紀フランス社会の差異構造

フィリップ・ペロー著 ; 大矢タカヤス訳

(ちくま学芸文庫, [ヘ14-1])

筑摩書房, 2022.5

タイトル別名

Les dessus et les dessous de la bourgeoisie

タイトル読み

イフク ノ アルケオロジー : フクソウ カラ ミタ 19セイキ フランス シャカイ ノ サイ コウゾウ

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注記

文化出版局 1985年刊の訳文に修正を加え文庫化したもの

シリーズ番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

内容説明

素材の選択、色のニュアンス、仕立ての技術—衣服における瑣末な差異は、着ている人間が何者なのかを明確にあらわすが、それらは主に19世紀ブルジョワジーの服装を源流としている。背景にあったのは、繊維産業の発展、既製服市場の拡大、古着商の没落、百貨店の登場とその挑発的な販売戦略などだ。本書は、下着から外套、帽子から靴やアクセサリーまであらゆるファッションと、そこから派生する身だしなみやエチケットを通し、いかにして19世紀に社会規範が構築されていったのかを、細心かつ大胆な筆致で解剖する。服飾が記号として機能してきた全貌を、消費社会批判やジェンダー論に通じる視座も含めて体系的に描く、モードの歴史社会学。

目次

  • 第1章 外見の歴史
  • 第2章 衣服の旧制度と新制度
  • 第3章 十九世紀の衣服の風景
  • 第4章 衣料購入の伝統的方法と既製服産業の飛躍的発展
  • 第5章 百貨店、そしてブルジョワの衣服の普及
  • 第6章 新たな野望、新たな区別
  • 第7章 作法の諸規則
  • 第8章 規範からの逸脱
  • 第9章 見えない衣類
  • 第10章 モードの伝播
  • 結論

「BOOKデータベース」 より

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