三井大坂両替店 : 銀行業の先駆け、その技術と挑戦

書誌事項

三井大坂両替店 : 銀行業の先駆け、その技術と挑戦

萬代悠著

(中公新書, 2792)

中央公論新社, 2024.2

タイトル別名

三井大坂両替店 : 銀行業の先駆けその技術と挑戦

タイトル読み

ミツイ オオサカ リョウガエダナ : ギンコウギョウ ノ サキガケ、ソノ ギジュツ ト チョウセン

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注記

参考文献: p258-267

おもな引用史料: p267-270

内容説明・目次

内容説明

元禄四年(一六九一)に三井高利が開設した三井大坂両替店。当初の業務は江戸幕府に委託された送金だったが、その役得を活かし民間相手の金貸しとして成長する。本書は、三井の膨大な史料から信用調査の技術と法制度を利用した工夫を読み解く。そこからは三井の経営手法のみならず、当時の社会風俗や人々の倫理観がみえてくる。三井はいかにして栄え、日本初の民間銀行創業へと繋げたか。新たな視点で金融史を捉え直す。

目次

  • 第1章 事業概要(開業と業績;主力融資―延為替貸付 ほか)
  • 第2章 組織と人事(店舗の立地とそれを取り巻く経済状況;奉公人の昇進と報酬 ほか)
  • 第3章 信用調査の方法と技術(「聴合」から成約までの流れ;都市不動産の時価と立地調査 ほか)
  • 第4章 顧客たちの悲喜こもごも(不和、紛争、悪評を招いた不品行;ギャンブル中毒、横領癖、身のほど知らず ほか)
  • 第5章 データで読み解く信用調査と成約数(契約の口数と特徴;顧客の特徴 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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