町内会 : コミュニティからみる日本近代
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書誌事項
町内会 : コミュニティからみる日本近代
(ちくま新書, 1797)
筑摩書房, 2024.6
- タイトル別名
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町内会 : コミュニティからみる日本近代
- タイトル読み
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チョウナイカイ : コミュニティ カラ ミル ニホン キンダイ
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注記
参考文献: p179-186
内容説明・目次
内容説明
加入率低下や担い手の高齢化により、存続の危機に瀕する町内会。回覧板、清掃、祭り、防災活動など、活動は多岐にわたる。そもそも参加は任意であるはずなのに全戸加入が原則とされてきた、このふしぎな住民組織はいつどのようにして生まれたのか。それは共助の伝統か、それとも行政権力の統治技術か。明治地方自治制、大衆民主化の時代から戦中・戦後まで、コミュニティの歴史を繙くことで、この国の成り立ちがみえてくる。問題の本質をとらえ、再生の手がかりを探るための必読書。
目次
- 第1章 危機にある町内会(町内会が消える?;首都圏近郊の状況 ほか)
- 第2章 町内会のふしぎな性質(町内会とは何か;町内会の特異性 ほか)
- 第3章 文化的特質か、統治の技術か(町内会=文化の型論;スープと味噌汁の違い ほか)
- 第4章 近代の大衆民主化―労働者と労働組合、都市自営業者と町内会(明治地方自治制から町内会体制へ;明治地方自治制の動揺 ほか)
- 第5章 町内会と市民団体―新しい共助のかたち(グローバル化と都市自営業者層の衰退;町内会体制がもっていた可能性 ほか)
「BOOKデータベース」 より