悲劇の誕生
著者
書誌事項
悲劇の誕生
(岩波文庫, 6849-6851,
岩波書店, 1966.6
- タイトル別名
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Die Geburt der Tragödie
悲劇の誕生, あるいは, ギリシア精神とペシミズム
- タイトル読み
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ヒゲキ ノ タンジョウ
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注記
底本: Friedrich Nietzsche : Gesammelte Werke, 3. Bd. (München : Musarion)
文献: p264-265
内容説明・目次
内容説明
ニーチェ(1844‐1900)の処女作。ギリシャ文明の明朗さや力強さの底に「強さのペシミズム」を見たニーチェは、ギリシャ悲劇の成立とその盛衰を、アポロ的とディオニュソス的という対立概念によって説いた。そしてワーグナーの楽劇を、現代ドイツ精神の復興、「悲劇の再生」として謳歌する。この書でニーチェは、早くも論理の世界を超えた詩人の顔をのぞかせる。
目次
- アポロ的夢幻とディオニュソス的陶酔
- ディオニュソス的ギリシア人
- アポロ的文化の基底
- アポロ的・ディオニュソス的なギリシア文化の推移
- 抒情詩人の解釈
- 詩と音楽との関係
- 悲劇合唱団の起源
- サチュロスと演劇の根源現象
- ソフォクレスとアイスキュロス
- 悲劇の秘教〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より