香辛料の民族学 : カレーの木とワサビの木
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書誌事項
香辛料の民族学 : カレーの木とワサビの木
(中公新書, 882)
中央公論社, 1988.6
- タイトル読み
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コウシンリョウ ノ ミンゾクガク : カレー ノ キ ト ワサビ ノ キ
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注記
参考文献: p206-207
内容説明・目次
内容説明
日本にワサビ、サンショウあればインドにカルダモンあり、フィリピンにショウガあればタイにはコブミカンあり。各国各民族それぞれに、食生活の重要な一角を担う植物がある。調理、染色、着香はもちろん、虫除け、入浴剤、装飾と用途はさらに広がる。ギリシア人の贅沢の再現から薬用資源としての可能性まで、植物成分の利用法を科学的に検証しつつ、生活に密着した香草薬草の世界を、熱帯アジアを中心に体験的につづる。
目次
- 葷菜の魅力—ニンニクとタマネギ
- 辛さの系譜—マスタードとワサビ
- 匂いづけさまざま—桜餅とレモングラス
- 着色も染色も—ライス・コーヒーとサフラン
- 燃える辛さ—トウガラシとココアのバラ
- 刺激を求めて—コショウとキンマ
- 芳香と辛味と—ショウガとカルダモン
- 木の葉の利用法—カレーの木とワサビの木
- 酸味野菜のはたらき—ライムとトマト
- 香りを食べる人たち—ハーブオムレツとオルガノ
「BOOKデータベース」 より