ミステリーの社会学 : 近代的「気晴らし」の条件
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ミステリーの社会学 : 近代的「気晴らし」の条件
(中公新書, 940)
中央公論社, 1989.9
- タイトル読み
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ミステリー ノ シャカイガク : キンダイテキ キバラシ ノ ジョウケン
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内容説明・目次
内容説明
イギリスの本格派、アメリカのハード・ボイルド、日本の「変格」あるいは社会派という具合に、ミステリーは、特定の地域と時代に深く関わりながら存在してきた。作者も読者も中産階級に依存するこの分野は、19世紀に誕生して以来、どんな社会層に支えられ、どのように現実の犯罪傾向への対応を示してきたのか。本書は、古典的ミステリーを中心に、その成長と変質とを、社会との関連の上に捉えようとする文芸社会学の試みである。
目次
- 序章 ルールブックの文学—ミステリーの発生論的考察
- 第1部 ミステリーの素材世界(ミステリーの舞台装置;犯罪捜査の虚実)
- 第2部 イデオロギー(カタルシスの諸相;エートス)
- 第3部 読む人、読ませる人(読む人;読ませる人)
- 終章 ものぐさな「大団円」
「BOOKデータベース」 より