啓蒙の弁証法 : 哲学的断想
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書誌事項
啓蒙の弁証法 : 哲学的断想
(Selection 21)
岩波書店, 1990.2
- タイトル別名
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Dialektik der Aufklärung : philosophische Fragmente
- タイトル読み
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ケイモウ ノ ベンショウホウ : テツガクテキ ダンソウ
大学図書館所蔵 件 / 全370件
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注記
原著初版(Amsterdam : Querido Verlag, 1947)の翻訳
内容説明・目次
内容説明
啓蒙によって文明を獲得し、野蛮を克服してきたはずの人類は、しかし、啓蒙によって新しい野蛮状態へと落ちこんでいく。この啓蒙の自己崩壊を仮借なく批判できるのは、理性の自己批判能力以外にない。理性の否定と理性によるユートピアとを微妙に交錯させながら近代を考えぬいたこの20世紀の古典は、人類史を貫く文明化の過程に垂直にくさびを打ちこんでいる。
目次
- 啓蒙の概念
- 補論(オデュッセウスあるいは神話と啓蒙;ジュリエットあるいは啓蒙と道徳)
- 文化産業—大衆欺瞞としての啓蒙
- 反ユダヤ主義の諸要素—啓蒙の限界
- 手記と草案
「BOOKデータベース」 より