徳一と最澄 : もう一つの正統仏教
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徳一と最澄 : もう一つの正統仏教
(中公新書, 975)
中央公論社, 1990.6
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トクイチ ト サイチョウ : モウ ヒトツ ノ セイトウ ブッキョウ
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Library & Science Information Center, Osaka Prefecture University
NDC8:081.6||114||97510009172449
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Description and Table of Contents
Description
徳一は奈良朝期、藤原仲麻呂の子として生れ、法相学者として世に立ち、伝教大師最澄の天台宗開祖にあたりこれを批判、論破。東国に赴して信仰元始再興を志し、東国の化主として長く景慕された—。本書は、わずかに伝えられるこの像を徹底的に検証し、徳一とはいかなる人物であったのか、天台・真言に抗して主張した彼の正義とは何であったのかを探るとともに、東国からの仏教史ひいては日本史を捉え直す、情熱溢れる試みである。
Table of Contents
- 1 徳一伝の基本
- 2 徳一出自の問題
- 3 徳一の呼び名
- 4 徳一伝の基礎
- 5 徳一東行伝の成立
- 6 平城勅願長谷寺伝説
- 7 恵日寺先—筑波山後
- 8 最澄から空海へ
- 9 筑波山徳一と入定説
- 10 磐梯山恵日寺
- 11 法相宗の大要
- 12 天台宗の要領
- 13 仏性抄と照権実鏡
- 14 中辺義鏡・慧日羽足と守護国界章
- 15 法華秀句
- 16 源信の論争整理
- 17 真言宗未決文
- 18 徳一・最澄・空海それから
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