精神としての身体
著者
書誌事項
精神としての身体
(講談社学術文庫, [1019])
講談社, 1992.4
- タイトル読み
-
セイシン トシテノ シンタイ
大学図書館所蔵 件 / 全215件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
近代の哲学は、身体の問題を奇妙に無視してきた。しかし、人間の現実存在は、身体をはなれてはありえない。身体であるということが、人間が単に考えうる可能的存在ではなく、現実的存在であるゆえんをなしているからである。本書では、こうした観点から、身体をポジティブなものとしてとらえ、人間的現実を、心身合一においてはたらく具体的身体の基底から、一貫して理解することをめざしている。
目次
- 身体の現象学
- 第1章 現象としての身体(主体としての身体;客体としての身体;私にとっての私の対他身体;他者の身体;錯綜体としての身体)
- 第2章 構造としての身体(はたらきとしての構造;向性的構造;志向的構造;身体の私性;自己と他者;構造の生成;精神としての身体)
- 第3章 行動の構造(行動と生活世界;癒着的形態の行動;可能的生への展開;可動的形態の行動;シンボル的形態の行動)
「BOOKデータベース」 より