科学史から消された女性たち : アカデミー下の知と創造性
著者
書誌事項
科学史から消された女性たち : アカデミー下の知と創造性
工作舎, 1992.10
- タイトル別名
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The mind has no sex? : women in the origins of modern science
- タイトル読み
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カガクシ カラ ケサレタ ジョセイ タチ : アカデミーカ ノ チ ト ソウゾウセイ
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注記
参考文献: p417-433
Harvard University Press 1989年版の翻訳
内容説明・目次
内容説明
17世紀のデカルト主義者プーランは、「知性に性の区別なし」と書いて、女性が男性と同様に社会・文化の世界で活躍する道を開いた。にもかかわらず、その後の科学革命の歴史には、女性科学者の名はほとんど登場しない。なぜか?科学の発展を陰で支えながらも、歴史の表舞台に登場できなかった女性たち—自然哲学者マーガレット・キャベンディシュ、数学者エミリ・デュ・シャトレ、昆虫学者マリア・メリアン、天文学者キャロライン・ハーシェル…。著者は、彼女らの優れた業積を次々と紹介し、彼女たちが科学の表舞台から消されていった社会的背景や、当時の性差についての価値観を明らかにする。
目次
- 第1章 制度的概況
- 第2章 貴族のネットワーク
- 第3章 手工業的伝統における女性科学者
- 第4章 女性の伝統
- 第5章 学術文体の拮抗
- 第6章 宇宙論の拮抗—自然の秩序におけるセックスとジェンダー
- 第7章 柔肌に秘められた女らしさ—性差の科学的探求
- 第8章 補完性の勝利
- 第9章 閉ざされた公けの道
- 第10章 女性の排斥と知識の構造
「BOOKデータベース」 より