書誌事項

「明治」という国家

司馬遼太郎著

(NHKブックス, 682-683)

日本放送出版協会, 1994.1

タイトル別名

明治という国家

タイトル読み

「メイジ」トイウ コッカ

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注記

1989年10月刊の再刊

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784140016824

内容説明

「明治」は清廉で透きとおった“公”感覚と道徳的緊張=モラルをもっていた。維新を躍進させた風雲児・坂本龍馬、国家改造の設計者・小栗忠順、国家という建物解体の設計者・勝海舟、新国家の設計助言者・福沢諭吉、無私の心をもち歩いていた巨魁・西郷隆盛、国民国家の形成を目指したかれら“明治の父たち”は偉大であった。本書は、明治草創の精神を捉え直し、「明治国」という人類普遍の遺産を巨細に語りつくす。これは、著者畢生の日本論であり、鮮明な日本人論である。

目次

  • 第1章 ブロードウェイの行進
  • 第2章 徳川国家からの遺産
  • 第3章 江戸日本の無形遺産“多様性”
  • 第4章 “青写真”なしの新国家
  • 第5章 廃藩置県—第二の革命
  • 第6章 “文明”の誕生
巻冊次

下 ISBN 9784140016831

内容説明

二十世紀は「明治」に始まり、いま、その総括の時期にある。激動の昭和が終わり平成となった年は、世界史の一大転換期でもあった。時代のうねりは、歴史を書きかえ、人びとは、自らの行く手に思いを馳せる。歴史のなかに、鮮やかな光芒を放った“「明治」という国家”、その「かたち」を「ひとびと」を、真摯に糺しながら、国民国家の形成を目指した“明治の父たち”の人間智と時代精神の核と髄とを、清冽な筆致で綴り、日本の国家と日本人のアイデンティティに迫る。

目次

  • 第7章 『自助論』の世界
  • 第8章 東郷の学んだカレッジ—テムズ河畔にて
  • 第9章 勝海舟とカッテンディーケ—“国民”の成立とオランダ
  • 第10章 サムライの終焉あるいは武士の反乱
  • 第11章 「自由と憲法」をめぐる話—ネーションからステートへ
  • おわりに “モンゴロイド家の人々”など

「BOOKデータベース」 より

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