両班 (ヤンバン) : 李朝社会の特権階層

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両班 (ヤンバン) : 李朝社会の特権階層

宮嶋博史著

(中公新書, 1258)

中央公論社, 1995.8

タイトル読み

ヤンバン : リチョウ シャカイ ノ トッケン カイソウ

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注記

参考文献: p221-222

内容説明・目次

内容説明

韓国では今日も、儒教の「教え」が日常生活の隅ずみまで深く浸透している。朝鮮・韓国で朱子学の受容を担ったのは両班階層であった。両班は官僚・知識人として李朝時代を通じ京師と地方の支配エリートであった。しかし両班は法制的手続きを経て制定された特権階層ではない。彼らは社会的慣習を通じ周囲から両班としての資格を認定された、相対的で主観的な階層であった。ではその資格とは。両班の形成過程と儒教的伝統の実態を描く。

目次

  • 序 現代に生きる儒教的伝統
  • 第1章 両班—朱子学のにない手たち
  • 第2章 在地両班層の形成過程
  • 第3章 在地両班層の経済基盤
  • 第4章 開発の時代
  • 第5章 両班の日常生活
  • 第6章 両班支配体制の成立
  • 第7章 在地両班層の保守化と同族結合の強化
  • 第8章 両班志向社会の成立
  • 結び 伝統と近代

「BOOKデータベース」 より

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