認識論のメタクリティーク : フッサールと現象学的アンチノミーにかんする諸研究

書誌事項

認識論のメタクリティーク : フッサールと現象学的アンチノミーにかんする諸研究

テオドーア・W.アドルノ [著] ; 古賀徹, 細見和之訳

(叢書・ウニベルシタス, 489)

法政大学出版局, 1995.10

タイトル別名

Zur Metakritik der Erkenntnistheorie : Studien über Husserl und die phänomenologischen Antinomien

タイトル読み

ニンシキロン ノ メタクリティーク : フッサール ト ゲンショウガクテキ アンチノミー ニ カンスル ショケンキュウ

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注記

翻訳底本はズールカンプ社のアドルノ全集第5巻所収のもの

人名索引: 巻末

内容説明・目次

内容説明

フッサール現象学の批判。認識論は首尾一貫すればするほど行きづまり、物神と化した精神は自らの敵となる。現象学のアポリアを批判的に考察する一方、弁証法的唯物論の国家宗教化を逸早く排したアドルノは、認識論の自己解体を透視して、反省と媒介の概念を梃子に新たな唯物論の可能性を模索する。

目次

  • 第1章 論理絶対主義への批評
  • 第2章 スペチエスと志向
  • 第3章 認識論の諸概念の弁証法について
  • 第4章 本質と純粋自我

「BOOKデータベース」 より

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