書誌事項

シベリアと流刑制度

ジョージ・ケナン [著] ; 左近毅訳

(叢書・ウニベルシタス, 519-520)

法政大学出版局, 1996

  • 1
  • 2

タイトル別名

Siberia and the exile system

シベリアと流刑制度

タイトル読み

シベリア ト リュウケイ セイド

大学図書館所蔵 件 / 211

注記

原著者のあげる文献目録: 1巻末p3-11. ジョージ・ケナン年表および関連事項: 1巻末p86-92. 文献一覧: 1巻末p[101]-175. 訳者による解題及び付論: 2巻p509-602. 索引(人名,地名,動植物名): 2巻末

原著 (1891年初刊) の完訳. 翻訳底本: Russell & Russell, New York, reissued 1970

第1巻に著者の肖像および折込地図あり

内容説明・目次

巻冊次

1 ISBN 9784588005190

内容説明

1885‐86年、帝政ロシアが地の果てに追いやった流刑者たちの実態を探るため、ケナンと画家フロストは、酷暑と厳寒、そして悪路をものともせず、大シベリア街道をカラまで分け入った。本書はその紀行・報告であり、流刑制度の矛盾と流刑者たちの肉声、シベリアの多彩・勇壮な風景、諸民族の生活と風俗を生き生きと伝えて、流刑制度の改善及び欧米のロシア・シベリア観の形成に大きく貢献した。原著完訳に文献目録・解題と付論・索引・関連資料を付す。

目次

  • サンクト=ペテルブルグからペルミへ
  • シベリアの境界を越えて
  • トボリスクの花咲き乱れる原野
  • チュメニの囚人移送監獄
  • シベリアの囚人船
  • 駅逓旅行の第一印象
  • キルギスの一大ステップ
  • 政治的流刑者との最初の出会い
  • アルタイ山の馬道
  • 政治的流刑者の二つの入植地〔ほか〕
巻冊次

2 ISBN 9784588005206

内容説明

ダンテもペンを投げ出す地獄図絵の「死の家」、最果ての鉱山の坑内深くまで踏み込んで記録した帝政ロシアの暗黒と流刑者の肉声。「真実の探検家」としてのジャーナリストの原像。

目次

  • イルクーツクの監獄と流刑者たち
  • 警察の監視のもとで
  • セレンギンスクのラマ教僧院を訪ねる
  • ザ・バイカルをゆく
  • カラの金鉱監獄
  • カラの「自由組」
  • カラの国事犯たち
  • カラ政治監獄の歴史
  • ネルチンスク銀山
  • 東シベリアでの冒険〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ