テクノクラートの世界とナチズム : 「近代超克」のユートピア

書誌事項

テクノクラートの世界とナチズム : 「近代超克」のユートピア

小野清美著

(Minerva西洋史ライブラリー, 17)

ミネルヴァ書房, 1996.7

タイトル別名

テクノクラートの世界とナチズム : 近代超克のユートピア

タイトル読み

テクノクラート ノ セカイ ト ナチズム : キンダイ チョウコク ノ ユートピア

大学図書館所蔵 件 / 267

この図書・雑誌をさがす

注記

文献等の注: 各章末

人名索引, 事項索引: 巻末p1-20

参考文献: 巻末p21-42

内容説明・目次

内容説明

技術的合理性の担い手である技術者、テクノクラートは、なぜナチスに加担し、政治的非合理主義の道具と化して、その野蛮な犯罪の遂行に貢献することになりいたったのか—。一九世紀末葉からワイマル期をへてナチズムへと暗転する激動の時代、W.ラーテナウとW.v.メレンドルフの思想形成を緻密に跡づけ、テクノクラートとナチズムをめぐる問題にメスを入れる。ナチズムを生んだドイツ近代化の諸矛盾と、テクノクラートたちの葛藤を描破した、「ナチズムと近代」の核心を衝く書。

目次

  • 序論 問題の所在と本書の課題
  • 第1章 ドイツの技術者運動とテクノクラシー思想の形成
  • 第2章 ラーテナウの近代批判—ドイツ・ユダヤ人として
  • 第3章 テクノクラートのユートピア—ラーテナウの社会改革論
  • 第4章 エンジニアの理想主義—W.v.メレンドルフの場合

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ