国際社会学のパースペクティブ : 越境する文化・回帰する文化
著者
書誌事項
国際社会学のパースペクティブ : 越境する文化・回帰する文化
(社会学シリーズ)
東京大学出版会, 1996.7
- タイトル別名
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Transnational sociology : a critical analysis of culture and civilization
- タイトル読み
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コクサイ シャカイガク ノ パースペクティブ : エッキョウ スル ブンカ カイキ スル ブンカ
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注記
文献: p295-307
人名・事項索引: p315-320
英文標題は標題紙裏による
内容説明・目次
内容説明
本書は、「国際社会学」の視角からする「民族」と「文化」の分析である。主要には、ヨーロッパ連合(EU)と名称を変え、地域統合を押し進めると同時に、外国人やムスリム(イスラム教徒)に関係する形で「文化」と「文明」の問題に揺れる現代ヨーロッパを扱う。また、そうしたヨーロッパの現実をふまえながら、世界各地で問題となり論争を引き起こしている「多文化主義」や「文明の衝突」というテーマについて議論を行っている。
目次
- 序 国際社会学からのアプローチ
- 1章 ヨーロッパ統合と民族・宗教問題—「文化的多様性」をめぐって
- 2章 ポスト・ナショナルな社会空間の誕生—ヨーロッパは「想像の共同体」たりうるか
- 3章 統合のなかの分離—ヨーロッパのいくつかの地域・民族に着目して
- 4章 ナショナリズムを生み出すもの—右傾化するヨーロッパ
- 5章 「移植されたイスラム」のゆくえ—ヨーロッパとイスラム
- 6章 揺れ動く国民/外国人の境界—「ナシオン」と「フォルク」再考
- 7章 外国人の参政権—西欧諸国の対応
- 8章 「多文化主義」の論争点—概念の明確化のために
- 9章 「文明」の問題と「文化」の問題—「文明の衝突」論批判
- 10章 合理主義・ポストモダニズム・原理主義—並存する3つのリアリティ
「BOOKデータベース」 より