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認識問題 : 近代の哲学と科学における

エルンスト・カッシーラー [著] ; 山本義隆, 村岡晋一共訳

みすず書房, 1996-2013

  • 1
  • 2-1
  • 2-2
  • 3

Other Title

Das Erkenntnisproblem : in der Philosophie und Wissenschaft der neueren Zeit

Title Transcription

ニンシキ モンダイ : キンダイ ノ テツガク ト カガク ニオケル

Available at  / 260 libraries

Note

1, 2-1, 2-2, 3の訳者: 須田朗, 宮武昭, 村岡晋一

子書誌あり

Description and Table of Contents

Volume

1 ISBN 9784622031918

Description

近代的認識はいかにして立ち上がってきたのか。ルネサンスの薄明からその萌芽を丹念により分け、ケプラー、ガリレオの飛翔、さらにはデカルト、パスカルにまで至る、歴史的大著の壮大な幕開け。

Table of Contents

  • 第1部 認識問題のルネサンス(ニコラウス・クザヌス;人文主義—プラトン哲学とアリストテレス哲学の闘い;懐疑主義)
  • 第2部 自然概念の発見(自然哲学;精密科学の成立)
  • 第3部 観念論の基礎づけ(デカルト;デカルト哲学の発展)
Volume

2-1 ISBN 9784622031925

Description

ニコラウス・クザヌスに始まり、デカルト、スピノザ、啓蒙の時代をへて、ヘーゲル、アインシュタインまで、ヨーロッパ近代全体の思想や諸科学の場や意味を辿ろうとする『認識問題』全4巻は、その大胆かつ詳細きわまる試みによって、20世紀思想史上に屹立している。それは、ドイツの碩学カッシーラーの、まさしくライフワークであった。原書第2巻の前半部をなす本書は、フランシス・ベーコンについての考察から始まる。全体の構成は「経験主義の起源」「合理主義の発展と完成」「経験主義の体系における認識問題」の三部から成り、ベーコンを筆頭に、ガッサンディ/ホッブズ/スピノザ/ライプニッツ/チルンハウス/チャーベリーのハーバート/ディグビー/カドワース/ロック/バークリー/コリアー/ヒュームの各思想家が扱われる。そして、ニュートンからカントにいたる後半部に引き継がれるのである。

Table of Contents

  • 第4部 経験主義の起源(ベーコン;ガッサンディ;ホッブズ ほか)
  • 第5部 合理主義の発展と完成(スピノザ;ライプニッツ;チルンハウス ほか)
  • 第6部 経験主義の体系における認識問題(ロック;バークリー;ヒューム)
Volume

3 ISBN 9784622031932

Description

ルネサンス以前から20世紀までを独自の方法意識で辿った記念碑的哲学史、全4巻・5冊の画期的な訳業、完結。第3巻はカント以後、フィヒテ、シェリング、ヘーゲル、ショーペンハウアーを中心に描く。

Table of Contents

  • 第1章 「経験の対象」と「物自体」
  • 第2章 フィヒテ
  • 第3章 シェリング
  • 第4章 ヘーゲル
  • 第5章 ヘルバルト
  • 第6章 ショーペンハウアー
  • 第7章 フリース
Volume

2-2 ISBN 9784622031956

Description

近代哲学は、いかにしてカント哲学へと収斂していったか。ニュートン、ライプニッツ、ロックらを俎上に載せ、哲学史の結節点を丹念に跡づける。更に後半では批判哲学の展開を徹底して論究する。

Table of Contents

  • 第7部 ニュートンからカントへ—一八世紀における科学と哲学(方法の問題;空間と時間;存在論—矛盾律と充足理由律;意識の問題—認識の主観的基礎づけと客観的基礎づけ)
  • 第8部 批判哲学(批判哲学の成立;理性批判)

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