鄭和 (ていわ) の南海大遠征 : 永楽帝の世界秩序再編
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鄭和 (ていわ) の南海大遠征 : 永楽帝の世界秩序再編
(中公新書, 1371)
中央公論社, 1997.7
- タイトル別名
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鄭和の南海大遠征
- タイトル読み
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テイワ ノ ナンカイ ダイエンセイ : エイラクテイ ノ セカイ チツジョ サイヘン
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注記
引用・参考文献: p204-207
内容説明・目次
内容説明
十五世紀はじめ、宦官の鄭和は永楽帝の命を承け、二万七千名の乗組員からなる大艦隊をひきいて、七回にわたり南シナ海、ジャワ海、インド洋を結ぶ航海を行い、ダウ船・ジャング船交易圏を明帝国の政治的ネットワークに転換する試みに挑んだ。明帝国の農本主義と海禁政策を採りモンゴル帝国以来の海と陸の大ネットワークから帝国を切り離し、中華秩序の再建を策したのである。鄭和の事跡を永楽帝がめざす世界秩序再編の視点で捉える。
目次
- 第1章 海のラクダの時代への転換と二つの「大航海時代」
- 第2章 モンゴル帝国の興亡とユーラシア・ネットワークの変動
- 第3章 大地からのうねりと中華秩序の再建
- 第4章 中華帝国の世界秩序をめざし陸・海に派遣された宦官たち
- 第5章 時代の激浪と鄭和の生い立ち
- 第6章 大海を渡った2万7000人の艦隊
- 第7章 鄭和艦隊の航跡
- 第8章 ジャングによる壮大な海の時代の終焉
- 第9章 大艦隊派遣を支えた造船業と航海技術
- 第10章 「大航海時代」以前のアジアの海—鄭和艦隊を支えた海洋世界
「BOOKデータベース」 より