書誌事項

メディア・スタディーズ

吉見俊哉編

(Serica archives)

せりか書房, 2000.4

タイトル別名

メディアスタディーズ

タイトル読み

メディア・スタディーズ

大学図書館所蔵 件 / 295

この図書・雑誌をさがす

注記

内容: 序章: メディア・スタディーズのために, I: メディアの存在する地平(「経験としての文化 言語としての文化」-「ヴァルター・ベンヤミン」), II: メディアを語る言説(「メディア・スタディーズにおける「階級」概念の再構築」-「フィルム・ノワール/ディスクール・ノワール」), III: オーディエンスのいる場所(「テレビジョン、オーディエンス、カルチュラル・スタディーズ」-「反転する抵抗」), IV: メディア=空間の史層(「家庭の理想型と家族の娯楽」-「都市とメディアの交わる場所」), 執筆者

参照文献, 参考文献: 章末

収録内容

  • メディア・スタディーズのために / 吉見俊哉 [執筆]
  • 経験としての文化 言語としての文化 : 初期カルチュラル・スタディーズにおける「メディア」の位相 / 吉見俊哉 [執筆]
  • 生産手段としてのコミュニケーション手段 / レイモンド・ウィリアムズ [執筆] ; 小野俊彦訳・解題
  • テレビジョン、存在論、移行対象 / ロジャー・シルバーストーン [執筆] ; 土橋臣吾, 伊藤守訳 ; 伊藤守解題
  • ヴァルター・ベンヤミン : 反メディア論的省察 : 「メディア」論の文体をめぐって / 北田暁大 [執筆]
  • メディア・スタディーズにおける「階級」概念の再構築 / 伊藤守 [執筆]
  • メディア文化研究におけるジェンダー : あるいはジャンル研究の含意 / 石田佐恵子 [執筆]
  • マンガを語ることの「現在」 / 瓜生吉則 [執筆]
  • フィルム・ノワール/ディスクール・ノワール : 国民映画と芸術性 : 一九三八~一九四九年 / 中村秀之 [執筆]
  • テレビジョン、オーディエンス、カルチュラル・スタディーズ / デビッド・モーレー [執筆] ; 成実弘至訳・解題
  • 経験的オーディエンス研究の政治性について / イエン・アング [執筆] ; 山口誠訳・解題
  • 広告を文化研究するということ / 難波功士 [執筆]
  • 反転する抵抗 : メディア・スタディーズがなぜ必要か / 毛利嘉孝 [執筆]
  • 家庭の理想型と家族の娯楽 : ヴィクトリア朝時代から放送の時代まで / リン・スピーゲル [執筆] ; 山口誠訳・解題
  • 初期映画/後期映画 : 公共圏のトランスフォーメーション / ミリアム・ハンセン [執筆] ; 瓜生吉則, 北田暁大訳 ; 北田暁大解題
  • 都市とメディアの交わる場所 : 都市論のトポス、メディア論のトポス / 若林幹夫 [執筆]

内容説明・目次

内容説明

既存のマス・コミュニケーション研究やメディア論のパラダイムを内側から喰い破っていく試みとして、ここにメディア・スタディーズを構想。文学的なメディアや映画、ポピュラー音楽などがこの構想の射程に含まれるのはいうまでもないが、同時にテレビや新聞、雑誌、広告、マンガなどがメディア・スタディーズにとって中核的な探究のフィールドとして焦点化されなければならない。マクルーハン風にいうならば、概して「冷たい」メディアに属するこれらは日常生活と切れ目なくつながっており、テクスト論的なアプローチには限界がある。メディアを作者の意図や意味が結晶化されている媒体としてではなく、その前にたむろし、往来する散漫なまなざしが作用していく集合的な身体力学の場として捉え直していかなければならないのである。

目次

  • 序章 メディア・スタディーズのために
  • 1 メディアの存在する地平(経験としての文化、言語としての文化;生産手段としてのコミュニケーション手段 ほか)
  • 2 メディアを語る言説(メディア・スタディーズにおける「階級」概念の再構築;メディア文化研究におけるジェンダー ほか)
  • 3 オーディエンスのいる場所(テレビジョン、オーディエンス、カルチュラル・スタディーズ;経験的オーディエンス研究の政治性について ほか)
  • 4 メディア=空間の史層(家庭の理想型と家族の娯楽;初期映画/後期映画 ほか)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ