彼女の「正しい」名前とは何か : 第三世界フェミニズムの思想

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彼女の「正しい」名前とは何か : 第三世界フェミニズムの思想

岡真理著

青土社, 2000.9

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彼女の正しい名前とは何か : 第三世界フェミニズムの思想

Title Transcription

カノジョ ノ タダシイ ナマエ トワ ナニ カ : ダイサン セカイ フェミニズム ノ シソウ

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引用文献: p311-317

Description and Table of Contents

Description

西洋フェミニズムの「普遍的正義」の裏に、異なる文化への差別意識がひそんではいないか—。女性であり、かつ植民地主義の加害者の側に位置することを引き受け、「他者」を一方的に語ることの暴力性を凝視しながら、ことばと名前を奪われた人びとに応答する道をさぐる、大胆にして繊細な文化の政治学。

Table of Contents

  • 序章　彼女の「正しい」名前とは何か
  • １　「第三世界フェミニズム」とは何か（「第三世界」と「西洋フェミニズム」；カヴァリング・ウーマン、あるいは女性報道；「女性割礼」という陥穽、あるいはフライデイの口）
  • ２　発話の位置の政治学（「文化」をどこから語るか；「グローバル・フェミニズム」の無知；置き換えられた女たち　第三世界の女のエクリチュール—トリン・Ｔ・ミンハを中心に）
  • ３　責任＝応答可能性（レスポンシビリティ）（蟹の虚ろなまなざし、あるいはフライデイの旋回；Ｂｅｃｏｍｉｎｇ　ａ　Ｗｉｔｎｅｓｓ—出来事の分有と「共感」のポリティクス；転がるカボチャ、あるいは応答するということ）
  • 終章　「他者」の存在を想い出すこと

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