認知意味論の展開 : 語源学から語用論まで
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書誌事項
認知意味論の展開 : 語源学から語用論まで
研究社出版, 2000.11
- タイトル別名
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From etymology to pragmatics : metaphorical and cultural aspects of semantic structure
- タイトル読み
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ニンチ イミロン ノ テンカイ : ゴゲンガク カラ ゴヨウロン マデ
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注記
4刷 (2008.1) の出版者表示: 研究社
原著(Cambridge [England] ; New York : Cambridge University Press, 1990)の翻訳
参照文献: p223-235
内容説明・目次
内容説明
本書で提起されているのは、なぜ、どのようにして、ことばは複数の意味を持つようになるのか、という疑問、「意味はどのように変化するのか」(=意味変化)、「なぜ語には複数の意味があるのか」(=多義性)、そして、「なぜ(会話場面で)意味は曖昧な解釈を受けるのか」(=語用論的曖昧性)といった問題である。著者は、こうした問題に「領域」という概念を用いてアプローチする。提起された問題は哲学的であるが、挙げられている例文はわかりやすく、ユーモアに富んでいる。言語研究の面白さは、なにげなく見過ごしていたデータを新しい観点や斬新なアイデアによって説明することにあるのだということを教えてくれる本。
目次
- 1 序論(従来のアプローチとその問題点;意味論における最近の認知指向的な研究 ほか)
- 2 意味構造と意味変化—印欧諸語のコンテクストにおける英語の知覚動詞(「身体としての精神」メタファー;英語と印欧諸語における感覚・知覚動詞 ほか)
- 3 モダリティ(英語における根源的法助動詞;根源的モダリティの拡張としての認識的モダリティ ほか)
- 4 接続—等位接続と従位接続(順接の接続詞と逆接の接続詞;And、or、but ほか)
- 5 条件文(3領域における条件文;種々の条件文における本当の曖昧性と見かけの曖昧性 ほか)
- 6 回顧と展望
「BOOKデータベース」 より