語りかける身体 : 看護ケアの現象学

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語りかける身体 : 看護ケアの現象学

西村ユミ著

ゆみる出版, 2001.3

Title Transcription

カタリカケル シンタイ : カンゴ ケア ノ ゲンショウガク

Available at  / 306 libraries

Note

注および文献: p235-254

Description and Table of Contents

Description

いわゆる植物状態と呼ばれる患者は外側から観察されるかぎり、なんのふるまいも声を発することも出来ず、他者との交流が不可能な存在とされている。しかし、実際にケアに携わる看護者たちは、彼らとの交流を確かなものとして実感し、はっきりとは見てとれないが経験の内に埋もれている“何か”に、著者の視線は向けられる。メルロ=ポンティの「身体論」を手がかりに“身体”固有の始源的次元へと立ち帰り、そのはっかりとは見てとれない関係を経験の内側から、看護者の視線から記述した画期的労作。

Table of Contents

  • 第1章 “植物状態患者の世界”への接近(植物状態患者との出会い;方法論的模索)
  • 第2章 看護経験の語り(Tセンターでの経験;受持ち患者との関わりをふり返る;経験のふり返りと気づき)
  • 第3章 “身体”を介して交流する看護ケア(視線が絡む;手の感触が残る;タイミングが合う ほか)
  • 第4章 臨床のいとなみへのまなざし(探究のプロセスのふり返り;看護研究における現象学的方法論の課題)

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Details

  • NCID
    BA51607154
  • ISBN
    • 9784946509254
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    269p
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Subject Headings
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