語りかける身体 : 看護ケアの現象学
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語りかける身体 : 看護ケアの現象学
ゆみる出版, 2001.3
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カタリカケル シンタイ : カンゴ ケア ノ ゲンショウガク
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注および文献: p235-254
Description and Table of Contents
Description
いわゆる植物状態と呼ばれる患者は外側から観察されるかぎり、なんのふるまいも声を発することも出来ず、他者との交流が不可能な存在とされている。しかし、実際にケアに携わる看護者たちは、彼らとの交流を確かなものとして実感し、はっきりとは見てとれないが経験の内に埋もれている“何か”に、著者の視線は向けられる。メルロ=ポンティの「身体論」を手がかりに“身体”固有の始源的次元へと立ち帰り、そのはっかりとは見てとれない関係を経験の内側から、看護者の視線から記述した画期的労作。
Table of Contents
- 第1章 “植物状態患者の世界”への接近(植物状態患者との出会い;方法論的模索)
- 第2章 看護経験の語り(Tセンターでの経験;受持ち患者との関わりをふり返る;経験のふり返りと気づき)
- 第3章 “身体”を介して交流する看護ケア(視線が絡む;手の感触が残る;タイミングが合う ほか)
- 第4章 臨床のいとなみへのまなざし(探究のプロセスのふり返り;看護研究における現象学的方法論の課題)
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