書誌事項

スポーツ

有賀郁敏 [ほか] 著

(近代ヨーロッパの探究 / 望田幸男, 村岡健次監修, 8)

ミネルヴァ書房, 2002.5

タイトル読み

スポーツ

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注記

その他の著者: 池田恵子, 小石原美保, 福田宏, 松井良明, 功刀俊雄, 真田久, 石井昌幸, 青沼裕之, 山下高行

注: 各章末

文献解題: 巻末p1-24

収録内容

  • ジェントルマン・アマチュアとスポーツ : 一九世紀イギリスにおけるアマチュア理念とその実態 / 池田恵子 [著]
  • 身体への近代的まなざし : フランス文学にみる身体観・スポーツ観 / 小石原美保 [著]
  • ソコルと国民形成 : チェコスロヴァキアにおける体操運動 / 福田宏 [著]
  • 失われた民衆娯楽 : イギリスにおけるアニマル・スポーツの禁圧過程 / 松井良明 [著]
  • 西南ドイツにおけるトゥルネン協会運動 : 一八四〇年代のシュヴァーベンを中心に / 有賀郁敏 [著]
  • チェコスロヴァキアの人民スポーツ運動 : その位置づけに関する一試論 / 功刀俊雄 [著]
  • 近代オリンピック前史 : 近代ギリシャ人によるオリンピック復興 / 真田久 [著]
  • フィールドのオリエンタリズム : K・S・ランジットシンとわれわれの帝国 / 石井昌幸 [著]
  • オリンピック大会を自然死させよ! : 戦前二つのオリンピックをめぐるイギリス協調外交 / 青沼裕之 [著]
  • グローバリゼーションとスポーツ : ノルベルト・エリアス、ジョセフ・マグワィアの描く像 / 山下高行 [著]

内容説明・目次

内容説明

本書は、スポーツを複眼的・包括的に理解しようと、近代における歴史的・社会的存在としてのスポーツの個性を多面的に探究していく。第1部では、国民国家形成過程における国民的・民族的アイデンティティの強化や文化を媒介とした国民統合とスポーツとの関係、およびスポーツの階級的性格と道徳的・規範的意味の付与の実態などが問題とされる。第2部では、人びとのエネルギー集積の場としての民衆娯楽や祭典が、権力や権威そして支配秩序との関係において同化ないし周辺化され、あるいは淘汰・解体されていく状況と、それとは逆に独特な共同の時空を生みだすことでスポーツにおける主体性形成の拠点を形成していく状況が論じられる。第3部では、国境を越えるスポーツを巡る国家間の緊張関係と国際政治とリンケージしたスポーツあるいはスポーツイベントのグローバルな展開過程が検討される。

目次

  • 第1部 近代国民国家の形成とスポーツ(ジェントルマン・アマチュアとスポーツ—一九世紀イギリスにおけるアマチュア理念とその実態;身体への近代的まなざし—フランス文学にみる身体観・スポーツ観 ほか)
  • 第2部 スポーツと民衆(失われた民衆娯楽—イギリスにおけるアニマル・スポーツの禁圧過程;西南ドイツにおけるトゥルネン協会運動—一八四〇年代のシュヴァーベンを中心に ほか)
  • 第3部 スポーツの国際関係(近代オリンピック前史—近代ギリシャ人によるオリンピック復興;フィールドのオリエンタリズム—K・S・ランジットシンとわれわれの帝国 ほか)
  • 補論(グローバリゼーションとスポーツ—ノルベルト・エリアス、ジョセフ・マグワィアの描く像)

「BOOKデータベース」 より

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