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過去の声 : 一八世紀日本の言説における言語の地位

酒井直樹著 ; 川田潤 [ほか] 訳

以文社, 2002.6

Other Title

Voices of the past : the status of language in eighteenth-century Japanese discourse

過去の声 : 18世紀日本の言説における言語の地位

Title Transcription

カコ ノ コエ : ジュウハッセイキ ニホン ノ ゲンセツ ニオケル ゲンゴ ノ チイ

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Note

その他の訳者: 齋藤一, 末廣幹, 野口良平, 浜邦彦

監訳: 酒井直樹

学位論文「過去の声 : 一八世紀日本における言語に関する言説 (Voices of the past : discourse on language in eighteenth-century Japan)」(シカゴ大学, 1983年) に加筆修正したもの

(Cornell University Press, c1991)の日本語版

Description and Table of Contents

Description

「私が話し、書く言語は、私に帰属するものではない」この意表をつく言葉で始まる本書は、18世紀日本(徳川期)の言説空間—漢学・国学・文学・歌論・歌学—における言語をめぐる熾烈な議論が、その果てになぜ日本語・日本人という起源への欲望を生み出したかを解き明かす。シュタイ(主観・主体・主語・主題)・言語・文化・歴史の不可分の関係を論じ、「日本思想史研究」を塗り替える、丸山真男以来の達成。

Table of Contents

  • 第1部 中心の沈黙—伊藤仁斎と間テクスト性の諸問題(言説編制様式における変化;伊藤仁斎—身体としてのテクストとテクストとしての身体;テクスト性と社会性—実践、外部性、発話行為における分裂の問題)
  • 第2部 枠づけ—意味作用の剰余と徳川期の文学(発話行為と非言語表現的テクスト;代補;異化とパロディ)
  • 第3部 言語、身体、そして直接的なもの—音声表記と同一なるもののイデオロギー(翻訳の問題;表音表記と歴史;舞踏術の政治)

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